こんにちは。ロック牧師(ロックチャーチ牧師=ロック牧師?)の鈴木竜生です。
今日は私が若き日にライブハウスに勤務していた頃の話をしたいと思います。
入社したての頃、少し年上で経験豊富な先輩がいまして、その先輩から色々と指導していただきました。
その頃の教えが今日の私をつくっていると言っても過言ではありませんね。
あいさつの仕方から始まり、音響とはなんぞや、またエンターテイメントとはなんぞやといった、本当に重要な教えをいただいたことに感謝をしています。
しかし、中には時に実現不可能なことではないのかと思われる指導もあったんです。
たとえば「舞台転換は3分でやれ。」「一度現場に入ったらメシのことは口にするな。」などですね。
たしかにこれらのことを実行できるのが理想なのですが、大がかりな舞台転換では10分や15分かかることもありますし、イベントの都合上で、お昼ご飯も晩ご飯も食べないで夜の9時ぐらいになるとつい「はらへったー」などと口走ってしまうものです。
私たち後輩にあたるものたちが、舞台転換で時間がかかったり、過酷な状況で、つい「はらへったー」などと口走った場合は、その日の反省会で「なんだおまえのその態度は!たるんどる!」怒られるのでした。(がっくり)
しかし現実問題、その先輩でも大がかりな舞台転換では10分以上かかったりすることもあれば、過酷な現場で「はらへったなあ」などと口走ることもあるわけです。
そんな先輩を見るたびに、私は「自分でできないことは、人に要求しないぞ。」と決断していくのでした。(おい!)
ところが、今ゴスペルの指導をしながら、自分でできないことを、メンバーに要求している自分がいます。(あれっ?)
「もっとここはなめらかに歌って。」「ここから最後まで全力で!」なんて指導しながら、自分だったらここまでできるのか?なんて思うのですよ。
と、こんなことを考えていたら「自分は、言ってることとやってることが違うじゃないか。」と思い、ちょっとだけ自己嫌悪したのでこんな気持ちを友人に話しました。
すると友人曰く「映画監督だって、自分は演技できないけど役者に要求するじゃないか。全体像が見えていて、完成に向かってみんなに行動させるのが仕事だから、指導者はそれでいいんだよ。」と言ってくれました。
いやー安心しました。名言ですね。
これからも堂々とこれで行きます。(ほんと単純 ! )
顔が、水に映る顔と同じように、人の心は、その人に映る。 (箴言27章19節 )
Kommentarer